二つの湖と幻の巨大魚伝説【池田湖・鰻池】


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日本列島はほぼ全域が火山帯に属するといっても過言ではないと思うが、そんな日本列島のなかでも特に火山活動が活発な地域がある。
鹿児島県本土から薩南諸島に連なる一帯は、かつて霧島火山帯とよばれていた。科学的根拠に乏しいという理由により、現在ではこの用語はあまり用いられないらしいが、霧島、桜島、薩摩硫黄島のように激しい火山活動を続けている山々が並んでいるところを目のあたりにすると、一括りにしたくなる気持ちもわかる。

これから紹介する池田湖鰻池は、そんな「霧島火山帯」の直線上に位置する。
火山のお手本のような美しい円錐形の開聞岳をはじめ、この地図上に記されている山のほとんどが火山である。二つの湖が円形をしているのも、もちろん火山活動に由来がある。
ただし、二つの湖は、その成因がやや異なるらしいのだが。

自然にできた湖沼の多くは、その湖底の地形を等高線(正確には等深線)で確認することができる。実際に何かの役に立つのかどうかは知らないが、おかげで地図を眺める楽しみができるというものだ。

池田湖の湖底は、起伏に富んだ複雑な地形をしていることがわかる。
池田湖はカルデラ湖、つまり火山活動の結果陥没した土地に湖水が溜まったものだ。火山地形として珍しいものではないし、カルデラの規模もさほど大きなものではないから、特筆することはないのかもしれないけれど、それでもこれだけの地形を作ってしまう火山活動とは、人間の力など遠く及ばない、凄いものだとあらためて思う。

鰻池の方は小ぢんまりとしている。また、全体がすり鉢状になっており、湖底の起伏もほとんどない。
この鰻池は火口湖である。

二つの湖が至近距離にあるおかげで、ぼくはカルデラ湖と火口湖の違いを覚えることができた。
美麗な開聞岳に負けない、素晴らしい教材をぼくたちに提供してくれていると思うのだが、どうだろうか。



池田湖には、全長2mにも達する大ウナギが生息しているという。
写真を見たが、実際かなり大きい。本当にこんなのが湖底をヌタヌタを泳いでいるのだろうか。

では、ウナギの名を冠した鰻池の方はどうかというと、かつてはウナギの養殖が行われていたそうだが、現在は終了。ウナギが生息しているかどうかは、定かではない。

池田湖にはウナギがいて、鰻池にはウナギはいない。どういうことなのか。

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このページは、kimisekaが2008年12月20日 22:02に書いたブログ記事です。

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