君の知らない世界一周物語

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Stay simple. 総重量4.5kgの旅人”ユウくん”

「E=mc²」は、アインシュタインが編み出した方程式だが、これに似た形で存在するのが「握力×体重×スピード=破壊力」という、花山薫の方程式だ。

そしてぼくら旅人のあいだにも、次のような公式がある。

「臨機応変力×取捨選択能力×勇気=荷物の軽さ」だ。

※荷物の重い旅人を批判するわけではないので、「こういう旅人もいるんだなぁ」ぐらいに考えて読んでください。

 

ダンシャリアン(断捨離実践者)として知られるぼくは、総重量5kg台という超軽量の荷物で旅をスタートした。

旅の過程で荷物が増えたりもするが、それでも6kg〜7kg程度のバックパックひとつで旅をしている。

 

 

 

いざ旅に出てみると、ほとんどの旅人が10kg〜20kg(ときには30kg)という重い荷物を持っているので驚いた。

これまで多くの旅人に会ってきたが、ぼくよりも荷物の軽い旅人には出会ったことがない。

 

 

「自分よりも荷物の少ない旅人に会ってみたい」

いつの頃からぼくはそう考えるようになったのだが、旅に出て8か月、ようやくぼくよりも軽量の旅人に出会うことができた。

 

 

彼の名前はユウくん。総重量4.5kg。小さなバックパックには、腰ベルトすら付いていない。
IMG_3602

写真左がユウくん。右がぼく(なり)。

※当ブログは顔出しNGの”小説型ブログ”である。

 

 

 

超軽量スタイル同士、考え方が似ているなぁと感じる部分があった。

ユウくんに会った日、彼はiPhoneをタクシー車内に置き忘れてなくしてしまったのだが、涼しい顔をしてこう言うのだ。

ユウくん「iPhoneがなくなったからといって、どうこう騒ぎ立てたりはしない。ぼくはiPhoneに縛られない。そんな次元で生きていないからです」

 

 

 

 

荷物の少なさとはすなわち、”思考の抽象度が高い世界で生きている”ということである。

ダンシャリアンはモノ(具体的物質)に縛られない。ぼくらダンシャリアンの思考は、自由の翼を羽ばたかせ、抽象的思考の空へ高く高く上っていくのだ。

 

少ない荷物の中で、発生してくる事象にいかに対応していくか。アイテムがないから、そのたびに思考し、手段を考えなくてはいけない。

 

何度も述べているように、断捨離とは思考訓練なのだ。

 

 

 

 

荷物の少なさとは、思考の深さだ。

ぼくは安易に荷物を増やさない。荷物を増やすたびにぼくらの思考は縛られていき、自由な思考ができなくなるからだ。

 

美しさとは、”捨てた要素の多さ”に比例する。iPhoneが美しい理由は、これまでゴチャゴチャしていた携帯電話を再発明し、”たくさんの要素を捨てたから”だ。

サハラ砂漠やウユニ塩湖が美しいのは、建物や樹木など、余計なものが一切排除されているからだ。

 

 

Stay simple.

シンプルに生きよう。

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