君の知らない世界一周物語

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希望の船。オープンカーと百万ドルの夜景

飛び込み営業的にゲットした宿に荷物を置き、チョンキンマンションを飛び出した。

ネイザンロードを南下すると、船着き場が見えてきた。

希望の船、エスポワール号は僕を待っていてくれるだろうか…

 

船はちゃんと待っていてくれた。

船の名前はエスポワールではなく、「スターフェリー」。

沢木耕太郎「深夜特急」に出てくるアレだ。

スターフェリー

スターフェリー

 

スターフェリーは、香港島と本土をつなぐ船である。わずか2香港ドル(約26円)で、5分程度の航海を楽しむことができる。

2香港ドルの豪華な船旅。

僕はスターフェリーに乗って、いざ香港島へ向かった。本日のメインイベント、百万ドルの夜景を見に行くためだ。

スターフェリーから香港島を眺める

スターフェリーから香港島を眺める

 

短い航海を終え、香港島に上陸。

大都市。

巨大なビルが立ち並び、建物から建物までの距離が長い。まるで新宿の高層ビル群、あるいは東京・丸の内周辺を思い出させるようなスケールだ。

 

百万ドルの夜景といわれる香港の夜景は、香港島にあるビクトリアピーク(山頂)から見ることができる。

ビクトリアピークへは、ピークトラムとよばれる電車のような乗り物で向かう。角度が40度ぐらいありそうな急勾配なレールを、一両で往復している。

ピークトラムは激混みで、45分ほど並んでようやく乗れた。神保町のラーメン二郎ぐらいの待ち時間。
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期待と乗客で腹をいっぱいにしたピークトラム。

コトが起きたのは、ピークトラムが動き出した数分後だった。

 

土砂降りの雨が降ってきたのだ。

ゲリラ豪雨を思わせるような土砂降り。

ピークトラムは晴れの日仕様なのか、窓が全開になっていた。窓際の乗客は窓を必死に閉めようとするが、なかなか閉まらない。

窓は通常の電車よりも高い位置にあるため、閉めにくく、雨も大量に入ってくる。

窓際の乗客は、雨の日にオープンカーの様相。まさに地獄絵図。阿鼻叫喚。

 

僕は幸い通路側の席にいたので、そこまで濡れることはなかった。

台風の日に学校が休みになり、家のテレビで台風中継を見ている心境だった。窓際のみなさんに、なにか罪悪感めいたものを感じた。

 

通り雨だったようで、ピークトラムが山頂に着くころには雨はやんでいた。

多少の雲や霧はあったが、それなりに百万ドルの夜景を楽しむことができたと思う。

 

夜景は、夕暮れから日没までの色の変化を楽しむのが定石である。僕はそれを函館の夜景で学んだ。

以下、ビクトリアピークからの眺め。

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帰りのスターフェリーから見た夜景も美しかった。

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21時頃、宿に帰ると同時に激しい空腹を感じた。そういえば、今日は昼すぎにマクドナルドのフィッシュバーガーを食べただけだった。

チョンキンマンションの1Fに、うまそうなビリヤニを売っているインド料理店があることに、僕は昨日から気づいていた。

食べてみたら、予想通りうまい。パサパサとしたインディカ米の食感は、アトラクションと言ってよいだろう。
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食後にはシャワーと洗濯をして、ベッドに入る。今日もよく歩いたものだ。

こうして、香港2日目が過ぎていった。

(続く)

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