君の知らない世界一周物語

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グーグルマップが使えない?!バラナシで迷子

「インドを訪れた旅行者は、インドが大好きになって帰ってくるか、大嫌いになって帰ってくる」といわれている。

インド入国からまだ3日しか経っていないが、わかってしまった。

どうやら僕は後者らしい。

 

8月3日、日曜日。

朝6時。いつものように早起き。

宿のレストランで朝食を食べながらブログを更新する。
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野菜のサンドウィッチとジンジャー・マサラチャイ。東京の喫茶店チェーン、プロントのマサラチャイを思い出す。

 

 

朝食後、チェックアウトの10時までネットで情報収集していた。バラナシからネパールへ移動するためだ。

 

ネットによれば、まずバラナシからゴーラクプルという町まで寝台列車で移動し、そこからバスでネパールのポカラまで行けるらしい。

また、ネパールのビザは国境で取れるが、25ドル(40ドル?)と証明写真が必要とのこと。

 

よし、今日やることは決まった。

  • ゴーラクプル行き寝台列車の予約
  • 証明写真を撮る
  • 宿の移動

この3つだ。

 

観光なんてする気は起きない。なるべく道を歩きたくない。なるべく外に出たくない。なるべくインド人に話しかけられたくない。

こんなにフットワークが重くなっているのは、この旅で初めてのことだ。

汚い道、迷路のように入り組んだ路地、最低な交通マナー、うざいインド人。あらゆるインド的なものが、丁寧に僕を疲弊させていく。

 

 

村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』のワンシーン。主人公が、真っ暗な洞窟の中を、大量のヒルをグチュグチュと踏みつぶしながら、深い穴に落ちないよう注意して歩くシーンがある。

読んでいて気持ち悪くなるような、おぞましいシーン。

バラナシに来てから、僕はまさにあのシーンの中にいるような気分なのだ。

 

汚物を踏まないように、また、人やバイクにぶつからないように、前方と地面を交互に確認しつつ歩く。

バイクや車は、クラクションを鳴らしまくりながらスレスレを通過していく。

グーグルマップを見ようと思って立ち止まると、うざいインド人が話しかけてくる。

牛や犬は、道ばたで糞尿を垂れ流している。放置された糞や生ゴミには、おびただしい数のハエがたかっている。近くを通るたびに、ハエがブンブンと顔の近くを飛び回る。

男性の立ち小便など、日常茶飯事だ。

 

 

もうたくさんだ。

 

 

 

 

宿を10時にチェックアウトし、意を決して街へ飛び出す。

ネットで評判がよかった「モナリザ・カフェ」で昼食。場所がめちゃくちゃわかりにくかったので、10メートルごとに道を聞く作戦を実施した。

ターリー

ターリー

ラッシー

ラッシー

ところで、このようなチャパティ(ナン)と小皿のセットを「ターリー」というらしい。「定食」みたいな意味合い。

 

腹ごしらえも済んだことだし、まずはメインストリートへ出て証明写真を撮ろう。

 

 

交通整理をしている警官に聞いてみるか。

僕「ビザ用の写真を撮りたいんだけど、そういう店ありますか?」

警官「うーん、ちょっとわからないな」

 

警官はそう言うと、近くにいたインド人男性に声をかけ、なにやら説明している。

インド人男性が警官とバトンタッチ。

男性「証明写真が撮りたいんだって?ついてきて」
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男性に先導されて歩くこと1分、路地裏の旅行代理店に到着。

受付の男性に事情を説明すると、120ルピーで8枚の証明写真を用意してくれるという。少し値切り、100ルピー(約170円)でやってもらうことにした。

ついでにこの店でゴーラクプル行き寝台列車のチケットも予約。料金は425ルピー。(約720円)

出発は明後日。火曜日の夜だ。

 

チケットと証明写真は明後日に取りにこい、とのこと。今日は日曜日なので、即日発行ができないらしい。

面倒だが、また来るしかないか。

場所を忘れないよう、グーグルマップのスクリーンショットを撮ってその場をあとにした。
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次は宿への移動。

事前にいくつか宿を調べておいたのだが、そのうちのひとつ「プジャ・ゲストハウス」が近いようだ。

歩いて向かうことに。

 

 

 

 

と、ここで思わぬアクシデント。

グーグルマップによると、目的地まで500メートルほどしかないはずなのに、いつまでたってもたどり着けない。

地図にない道が多すぎるのだ。天下のグーグルマップが、全然道を網羅できていない。
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同じ場所をぐるぐる回り続け、行ったり来たり。

近いはずなのに、なぜかたどり着けない。まるで迷宮だ。隠し通路でもあるのだろうか?

暗くなったら、本気で遭難しそうだ。

 

 

迷いに迷っていると、プジャ・ゲストハウスで働いているという(嘘だろうけど)インド人が助けてくれて、僕を宿まで送り届けてくれた。

予想通り、僕を送り届けたあとで「土産買わない?」と言ってきた。丁重に断ると、彼は不貞腐れて去っていった。

 

結局、たった500メートルの移動に1時間もかかってしまった。
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さて、宿にチェックイン。シングルルーム300ルピー。(約500円)
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水回りは共同だが、部屋は悪くなさそうだ。

 

屋上からの眺めが抜群によくて、得した気分になった。

ガンジス川を見下ろせる

ガンジス川を見下ろせる

 

 

 

宿に着いたのは14時頃だったが、一日中歩き回ったかのような疲れを感じた。

 

なにはともあれ、今日のミッションはコンプリートできた。

はたして僕は、無事バラナシを脱出できるのだろうか…

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