君の知らない世界一周物語

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これがミラノ風ドリアの原型かッ!イタリア最後の晩餐

今日はイタリア最後の日。

まだ食べていないイタリアン・フードを食らい尽くすぞ。

 

8月25日。

いつものように、早朝にブログを更新。

10時に宿をチェックアウトし、ドゥオモ広場へ向かう。

 

 

ドゥオモ広場までは少し距離があるので、イタリアでは初めてのメトロ(地下鉄)に乗ってみよう。

 

 

最寄りのメトロ駅「LAMBRATE FS」にて、1日乗り放題券を買う。
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4.5ユーロ(約620円)で、メトロが1日乗り放題になる。3回乗れば元を取れる計算だ。

 

 

メトロではスリに気をつけなくてはいけない。

 

僕はアムロのアドバイスを思い出していた。

「後ろにも目をつけろッ!」

※アムロ⇒本名アムロ・レイ。アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するエースパイロット。

 

 

 

アムロのおかげで、つねに周囲を警戒しつつ移動することができた。さすが、一年戦争の英雄。言葉に重みがある。

 

メトロを華麗に乗り継ぎ、ドゥオモ広場に到着。

広場に荘厳な建物が立ち並ぶ。
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と、こういった観光地ではお決まりのウザい物売りが、テラフォーマーズのように寄ってくる。

※テラフォーマーズ⇒漫画「テラフォーマーズ」に出てくる人型ゴキブリ。口癖は「じょうじ」

 

勝手にミサンガを腕に巻き付けてきて、代金を請求してくる強引な手法だ。

 

このテの商法にはもう慣れっこである。

撃退のコツは、接触を徹底的に避けること。

ヤツらが寄ってきたら、体ごと逆方向へ避けて、目線を合わせないようにする。

うんざりした表情も付け加えれば効果絶大だ。こうすれば、ほとんどの物売り連中は、すぐにあきらめて去っていく。

 

 

それにしても、ミラノのドゥオモにはミサンガ売りがウジャウジャいる。

歩いていると、10秒に1回ぐらい声をかけられる。

インドも顔負けのウザさだ。

 

頼むから、ゆっくり散歩させてくれ。

 

 

 

30分ほど散歩し、ドゥオモを去る。

次はスフォルツェスコ城に移動。ドゥオモからメトロで二駅と近い。

ドラクエ育ちの僕は、「城」という文字にロマンを感じずにはいられない。

 

 

城内は静かで緑もあり、ゆっくりできた。
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敷地内の石段に腰掛け、通り過ぎる人並みを眺める。

ふと、僕の体から意識が抜け出て、宇宙へ飛び出していくような感覚に襲われる。

こうしてミラノの城内で人間観察している自分を、遠い宇宙から眺めているもう一人の自分がいるのではないか。

刹那、そんな空想をしてしまった。

 

 

 

 

「ティラミスが食べたいな」

壮大な宇宙的視点から、急に現実的な欲望が湧いてくる。

僕にとってのティラミスとは、宇宙の起源にも勝る重要事項なのだろう。

 

 

駅前で見かけたレストランに入る。

朝、手作りサンドウィッチをたらふく食べたせいで、正午だというのにまだ腹が減っていない。

 

ティラミスだけを注文。
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小さなティラミスが7ユーロ。(約950円)

まさに電流走る金額である。

 

味は当然、申し分ない。

しかし残念ながら、ミラノで食べるティラミスの味は、言葉ではとても説明できない。名状(めいじょう)しがたい感動である。

 

その味はきっと、好きな人と初めて手をつないだときに感じる、胸の高鳴りのようなものだ。

あの日、あの瞬間に感じた、あの高鳴りだけが真実で、あとから探し当てた言葉はすべて記号でしかない。

 

言葉では伝えきれない感動。世の中には、そのような感動が存在するのだ。

 

 

だから僕らは恋をするのだろう。

すべての感動が言葉で表現できてしまうとしたら、人は恋することをやめてしまうのではないか。

文字で読めば感動を味わえてしまうのだから、抱擁や口づけは、もはや無用の長物となるだろう。

 

 

 

 

ティラミスの味にそんなことを思いながらも、僕はレストランをあとにする。

ミラノ中央駅に向かおう。

 

 

ところで、今夜は空港泊である。

8月26日、早朝6時30分のフライト。このライアンエアーに乗り、スペイン・バレンシアへ飛ぶのだ。

 

早朝6時頃のフライトというのは、空港泊かホテル泊か、悩ましい時間帯だ。

チェックインやイミグレ所要時間を考えると、4時には空港にいなくてはいけないのだから。

 

 

 

ともあれ、今回は空港泊だ。

ミラノ中央駅からオーリオ・アル・セーリオ空港まで、バスで移動する必要がある。

バスの所要時間は約1時間。本数は30分に1本、ほぼ24時間営業で走っている。

これはありがたい。

 

 

ミラノ中央駅に着いたのは13時頃。

ミラノ中央駅

ミラノ中央駅

 

空港行きのバスチケットを5ユーロ(約690円)で購入。
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とりあえず、深夜1時か2時頃のバスに乗れればいいか。

夕食はミラノ中心部で食べよう。

 

 

まだ14時。夕食まで時間がある。

ミラノ中央駅構内をウロウロ歩いていると、カフェ付近のベンチで野良Wi-Fiを見つけた。
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速度を測ってみると、かなりの速度が出ていて安定感もある。

イタリアで何度もWi-Fiを利用してきたが、この野良Wi-Fiはトップクラスのクオリティだ。

 

時間もあったので、たまっていた写真をFacebookにアップした。

 

 

 

イタリアでは、高い宿代を払ったのに不安定なWi-Fiに悩まされ続けた。

最高のWi-Fiと出会えた場所が駅の野良Wi-Fiだったとは、なんとも複雑な心境である。

 

 

写真をアップしながら、イタリア最後の夕食に関する情報を集める。

最後の地がミラノ。

これはもう、サイゼリヤファンとしてはやるしかない。

 

ミラノでミラノ風ドリアである。

 

 

野良Wi-Fiを利用し、イタリア在住の友人に助けを求める。

「めし、どこか、たのむ」 
※”電車男”の有名なフレーズ

イタリアのプロに協力してもらい調べたところ、ミラノ料理として有名なのは「ミラノ風リゾット」というものらしい。

それは、サフランライスにオッソブーコ(仔牛のスネ肉の煮込み)を添えて食べる、ミラノ伝統の味だ。

 

 

 

たしか、サイゼリヤも黄色いサフランライスだったはず。

「ミラノ風ドリアのモデルに違いない」

そう思い、僕はミラノ風リゾットを食らい尽くすことにした。

 

 

 

19時。僕は駅から徒歩15分のレストラン「SABATINI」にいた。
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席につき、ネットで調べてきた言葉を発する。

僕「オッソブーコ・リゾット・ラ・ミラネーゼッ… !!」

店員「スィ」

 

今夜はイタリア最後の晩餐ということで、赤ワインも注文。

 

 

15分ほどで料理が運ばれてきた。
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これが本場のミラノ風リゾットである。

 

さっそく実食。

 

 

まずは肉から。
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よく煮込まれた骨付き肉は、とろけるような柔らかさだ。ナイフを使う必要もなく、ほろりと骨から肉がはがれる。

うまい。

 

 

サフランライスは香り高く、ライスはわずかに芯を残してある。計算された歯ごたえが心地よい。
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シンプルな味だが、抜群に肉に合う。

連邦のサフランライスの実力がこれほどとは…ッ!

 

 

 

赤ワインも、フルーティーで飲みやすい。

肉の脂っこさを、ワインがほどよくリセットしてくれる。

そしてまた、箸が進む。(フォークが進む)

 

 

堪能した。

 

 

 

 

食後、ミラノ中央駅に戻り、マクドナルドでブログを書いている。(今ここ。22時24分)

 

イタリア最後の晩餐は、まさにゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)となった。

僕はこの出会いを、きっと忘れない。

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