君の知らない世界一周物語

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初の陸路国境越え!シンガポールからマレーシアへのバス移動

7月8日、火曜日。

いつものように朝6時に目覚める。

今日はシンガポールを発つ日。

チャイナタウンの宿、「バックパッカーズ イン チャイナタウン」の居心地がよくて、結局ここに5泊してしまった。

冷房が効きすぎで寒いけれど、Wi-Fiは快速で安定、コインランドリーも無料で使えて便利だった。
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マレーシア・マラッカ行きのバスは11時発車。

8時半頃、宿をチェックアウトし、バックパックを背負って朝食に向かう。

 

シンガポール最後の食事には、肉料理「バクテー」を食べた。
写真 2014-07-08 8 44 03

骨を手でつかんで、ガブリと食らいつく。

 

うまい。

 

肉がホロホロと柔らかい。骨がついているというだけで、肉はうまさ3割増になる。

 

 

食事を終え、地下鉄でラベンダー駅まで移動。そこから歩いてバス発車場所に向かう。

 

10時半、バス発車場所に到着。発車場所は、ゴールデンマイル・タワーというビルの前。

僕以外にも、7組ほどバスを待っている人がいた。

 

 

予定より20分ほど遅れてバスは発車。

3列シートで、リクライニングもできる。やはりというべきか、空調は効きすぎていたが、なかなか快適だった。
写真 2014-07-08 10 59 14

 

 

30分ほど走ったところで、出国審査。

運転手が「パスポート!パスポート!」とアナウンスしてバスを停める。

乗客はパスポートを持ってバスを降り、スタンプを押してもらい、バスに戻る。難しいことは何もない。

 

 

それから数分後、橋を渡って国境を通過。

国境通過中

国境通過中

昔から、なんとなく国境にはバリアが張られていそうなイメージがあったのだが、ATフィールドもIフィールドも張られていなかった。

 

しばらく走り、今度は入国審査。パスポートにスタンプを押してもらう。

再びバスは走り出す。

 

 

 

国境を越えると景色はガラリと変わった。

一気に田舎になったのだ。

 

信号・ガードレール・路面などのインフラはボロくて、走っている車もボロい。高級な感じのシンガポールとは明らかに違う。

違う国に来たのだな、と実感する。

 

 

 

国境を越えてから2時間ほど走っただろうか。

バスはマラッカのバスターミナルに到着した。

 

バックパックを背負い、バスを降りる。

ムワッと蒸し暑い空気が、冷房で冷えた肌にまとわりつく。

 

 

バスを降りて少し歩き回ってみたが、このバスターミナルには、空港にあるような店が一通り揃っていた。マクドナルド、セブンイレブン、SIMカード販売店、ATM、両替屋などなど。

 

さて、新しい国に来たらまずやること。現地通貨の入手。

 

 

残っていたシンガポールドルをすべて両替えし、リンギット(マレーシアの通過)を手に入れた。

22シンガポールドル(約1,800円)が55リンギットになった。

1リンギット=約32円といったところか。

 

 

手に入れたリンギットで、「ホットリンク」という通信会社のSIMカードをさっそく購入し、iPhoneのネット環境も確保。

マレーシアでも3G回線は比較的高速だが、エリアによって回線速度が致命的に遅くなる。このあたりも、シンガポールとの差を感じさせる。インフラが整っていないのだろう。

 

 

ネット回線も手に入れたところで、マラッカの市街地へ移動。タクシーを使うことにした。

予約してある宿は「ジョンカーウォーク」という繁華街の近く。とりあえずジョンカーウォークへ向かおう。

 

まずタクシー料金の相場を調べる。

バスターミナルに並ぶたくさんのタクシー。運転手に聞いてみると、ジョンカーウォークまでは20リンギットが相場のようだ。

 

ここで僕は、少し歩いてバスターミナルを離れる。流しのタクシーを狙うためだ。

空港やバスターミナルなどで客待ちしているタクシーは、高い料金をふっかけてくる傾向がある。それに対し、流しのタクシーは交渉しやすく、安く乗れる可能性が少し高い。

 

 

歩いていると、ちょうど客を降ろしているタクシーを発見。ラッキー。

さっそく運転手に声をかける。

僕「ジョンカーウォークまでいくらですか?」

運転手「20リンギットかな」

僕「15リンギットになりませんか?」

運転手「う〜ん、17リンギットならいいよ」

僕「OK」

 

 

そのタクシードライバーの名前は「アズミン」といった。

かわいい名前だが、推定50歳前後の太ったオジサンである。

 

僕はアズミンにiPhoneを見せ、グーグルマップで「ここの宿に行きたいんだ」と示した。

アズミンは、「GPSかい?すごいなあ」と感心していた。

シンガポールでは、ほとんどのタクシードライバーがスマホを常備し、グーグルマップを活用していた。しかし、ここマレーシアでは、スマホは珍しいのかもしれない。

 

それにしてもアズミンのタクシー、おそろしくボロい。シートベルトがダルダルだし、タクシーメーターもついていない。50年ぐらい乗ったのではないか?と思えるほどのボロさだ。

大丈夫だろうか。

 

僕の心配をよそに、アズミンは軽快に車をとばす。ラジオに合わせて聞こえてくる、アズミンの鼻歌。ぬるい風が吹き出す冷房を、僕に向けようとしてくれている。

全然冷えないカーエアコン。蒸し暑い車内。

けれども、僕の心は満たされていた。

 

人の心を動かすのは、人の心なのだ。エアコンやiPhoneなどではない。

 

 

ボロいタクシーとグーグルマップ。

おそろしく前時代的な技術と、最新鋭の技術が同居する空間。

僕のマレーシアは、そんな奇妙な空間から始まったのだった。

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