君の知らない世界一周物語

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まさに地獄!10日間の沈黙修行「ヴィパッサナー瞑想」体験記

jigoku

どうも、なりです。

世界一周中に、ヴィパッサナー瞑想に行ってみようと考えている人がいるかもしれません。

「10日間、言葉を発してはいけない。人と目を合わせてもいけない」っていう瞑想修行ですね。

好奇心旺盛な僕は、2014年の春に、京都でヴィパッサナー瞑想に参加してきました。

誰かの役に立つかもしれないので、記憶が新しいうちに記事にしておきます。

 

ヴィパッサナー瞑想とは?

ヴィパッサナー瞑想は、約2,500年前にインドで発祥した瞑想修行。

世界50か国以上に修行施設があり、日本には2014年現在、千葉と京都の2拠点があります。(僕は京都で参加しました)

 

簡単に修行内容を説明すると、こんな感じです。

  • 人里離れた施設に、10日間缶詰にされる(途中で逃げられない)
  • 財布、スマホ・PCなど通信機器類、筆記用具・本など読み書きできるものをすべて取り上げられる(修行最終日に返してもらえる)
  • 修行は男女合計40人ほどでおこなう(これに加え、スタッフが7人ほど)
  • 10日間、言葉を発してはいけない(聖なる沈黙)
  • 10日間、人とのコミュニケーションを禁止される(人と目を合わせたり、話したり、体に触れたりといった行為はすべて禁止)
  • 朝4時起床~夜9時頃まで、ひたすら瞑想する(1時間瞑想して10分休憩、というふうに)
  • 10日間、菜食なので肉が食べられない

人生で初めて経験することばかりでした。

10日間も人と話さなかったり、肉を食べられなかったり、インターネットが使えなかったり。こんな生活、大多数の人は一生経験しないままでしょう。

 

やってみた感想は?

ヴィパッサナー瞑想を体験した感想は、

「なりさん、今までの人生で一番つらかったことは?」という質問に対して「ヴィパッサナー瞑想です!」と即答できるレベルの地獄体験だった。

という言葉が一番しっくりきます。

 

「大げさだなぁ」という声が聞こえてきそうですが、本当なんですよ。やってみたらわかります。

人と話せないのが、こんなにも苦しいことなのかと。

思考を抑制されるのが、こんなにも苦しいことなのかと。(瞑想中は何も考えず、呼吸に集中しろと指導されます)

じつは、修行3日目の夜、僕は本気で「もうやめた。このままでは頭がおかしくなる。あと7日間も何もせず瞑想するなんて無理だ。帰って仕事がしたい。明日、マスターに直談判して途中退場させてもらおう」と思っていたのです。肉体的にも精神的にも、憔悴しきっていました。

「ここはアウシュヴィッツだ。今ならフランクルの気持ちがわかる」などと考えたりもしました。(フランクルはアウシュヴィッツから生還した心理学者です)

 

修行を終えて

それでもなんとか、絶望の夜を乗り越え、気力で10日間やりきりました。

終わった直後のあの解放感は、言葉では言い表せません。

修行が終わって、初めて食べた肉の味。京都駅近くの定食屋で食べた、からあげ定食のうまさ…涙が出そうでした。

クソうめぇだろ?」と、厨房からサンジの声が聞こえた気がしましたよ。

 

ヴィパッサナー瞑想で手に入れたもの

そろそろ記事をまとめますが、僕がヴィパッサナー瞑想で手に入れたものは、「モノサシ」です。

どういうことかというと、この先どれほどつらい目にあったとしても、「ヴィパッサナー瞑想に比べれば屁でもない」と思えるようになった、ということです。

 

労働、会話、思考、読み書き、インターネットなどといった、人間的活動をほぼすべて停止させる10日間。まさに地獄の10日間でしたが、強力なモノサシを手に入れることができました。

とてもいい経験ができたと思います。(もう二度と行きたくないですが。笑)

これからヴィパッサナー瞑想に行く人は、楽しんできてくださいね。

それではまた!

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