君の知らない世界一周物語

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レコバの母国ウルグアイでドル入手

たしかにスアレスもいいサッカー選手だが、ぼくにとってウルグアイといえば、やはりレコバだ。レコバがボールをもつと、必ずなにかやってくれそうな気配があった。

ぼくもレコバに憧れて背番号20を好んで付けていた。

しかし、旅人のあいだではどうやら違うようだ。

アルゼンチン・ブエノスアイレスから日帰りで行けるウルグアイは、「100ドル札を調達するための場所」として、広く知られているのである。

 

ブエノスアイレスから高速フェリーで約1時間。ウルグアイのコロニア・デル・サクラメントに到着した。

 

友達から「船着き場を出て右方向に歩くとATMがある」と聞いていたので、言われたとおりに右に歩いてみる。すると、それっぽい建物が見つかり、その中にATMがあった。

 

 

さっそくATMを使い、600ドルを入手。
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ぼくがこの旅で100ドル札を持つのは初めてのことだ。

 

 

しかしこのATMはクソである。一度に最大200ドルまでしか下ろせないのに、手数料が5ドルかかるのだ。そのため、600ドルを下ろすために15ドルも手数料がかかってしまった。
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ATM手数料は場所によって変動するが、たしかガラパゴスで500ドル下ろしたときは手数料が2ドルもかからなかった気がする。

 

 

 

さて、今回ウルグアイまではるばるドルを下ろしに来たのには理由がある。アルゼンチンで闇両替えをするためにドルが必要なのだ。

 

現在アルゼンチンでは二つの換金レートが存在している。

ひとつは、公定レート。これは表向きの換金レートで、2015年4月3日現在、1ドル=8.79ペソだ。

もうひとつは、路上の両替商などが利用している闇レート。2015年4月3日現在、闇レートは1ドル=11.5〜12.3ペソ程度である。

 

 

たとえば、アルゼンチン国内でATMを利用し、100ドルぶんのアルゼンチンペソを下ろしたとしよう。この場合は公定レートが適用されるので、銀行口座からは約11,967円が引き落とされ、879ペソが手に入る。

しかし、100ドルを闇レートで両替えすると、1,230ペソが手に入るのだ。

同じ100ドルで、約350ペソもの違いが出るのである。350ペソといえば、現在の公定レートでいうと約4,700円だ。

 

”闇”といっても、旅行者のあいだでは、路上で声をかけられて闇両替えするのが一般的になっており、宿や飲食店などでも闇レートが適用されているため、事実上は闇レートが公定レートみたいな感じになってしまっている。

こういう理由があるので、アルゼンチンでは絶対にATMでペソを下ろすべきではない。ものすごく損をしてしまうのだ。

 

ところがアルゼンチン国内のATMではドルが下ろせないので、ぼくら旅人はほかの国からドルを持ってこなくてはいけない。そういうわけで、ブエノスアイレスからウルグアイに渡る旅人が多いのである。

 

 

 

 

問題なくドルを入手したあとは、コロニアル・デル・サクラメントの街を少し散策し、カフェでビールを飲んで、夜にはブエノスアイレスに戻ってきた。
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コロニアル・デル・サクラメントは石畳が美しい静かな街だ。しかし、海がおそろしく汚い。まるでラオスで見たメコン川のような、茶色の海だった。おかげでぼくは「茶色」という意味のスペイン語「マロン」を覚えてしまった。

 

地味な一日だったが、これでこの旅の訪問国数は46か国になった。

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