君の知らない世界一周物語

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これがウユニ塩湖の実力なのかッ!なりは眠らない

体育のプール直後の国語の授業と同程度には眠く、ぼくはギリギリのところでどうにか意識をつなぎとめている。

おそろしく眠い。

ウユニ塩湖ツアーの帰り道の車内でぼくは、決して心地がいいとはいえない振動を感じつつ、iPhone画面を眺めている。

 

深夜0時から始まった”ウユニ塩湖サンライズツアー”のクライマックスは、6時半頃の朝日で締めくくられた。
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幻想的な風景。これが見たかったのだ。

ともすればぼくは、このときのためにジョジョ立ちを磨いてきたのかもしれない。絶妙な曲線美。細く引き締まった肉体と、ピッタリとボディラインの出る服装。

ぼくという存在は、ジョジョ立ちという要素をもって完全をなす。

 

 

 

ぼくはいま、ツアーの帰りの車中でiPhoneを握りしめ、わずかに残った体力を振り絞ってブログの下書きをしている。

ストツーでいえば、ダルシムの弱パンチをもらっただけでノックダウンしてしまうほどの残りHPである。

 

ぼく以外の参加メンバーはほとんど全員が寝ている。

寝ることよりも大切なことが、このぼくにはある。それはブログを書くことだ。

 

 

 

これは余談だが、ぼくは寝ることがあまり好きではない。

 

なるべく、意識をこの世界につなぎとめておきたいのだ。

毎日の睡眠時間は5時間程度で十分だし、昼寝もほとんどしない。この世界から意識をログアウト(離脱)させたくない。あなたのいるこの世界に、ぼくはなるべく長い間いたいと思うからだ。

 

もし世界の人口があなたとぼくの二人だけになってしまったとしても、ぼくはあなたよりも先に眠ることはないだろう。

あなたよりも一分一秒でも長く起き続けて、ぼくはあなたを笑わせたい。あなたのその笑顔に用があるのだ。

 

 

 

 

狭苦しい車内で180cmの長身を折り畳みながら、iPhoneに文章を打ち込む。快晴の太陽が照りつける車内は想像以上に暑く、ぼくはトミーヒルフィガーのダウンジャケットを脱ぐ。

「あるいはーー」とぼくは思った。「下書きをしながら眠ってしまうかもしれない」

 

 

 

ウユニ塩湖のツアー参加はこれで2回目。0時〜8時というタフな時間帯で、星空と朝日をカバーするツアー内容だったが、納得のいく星空と朝日を見ることができた。

ウユニ塩湖の星空は、たしかに宇宙(そら)の中にいるような感覚で、ぼくは機動戦士ガンダムのパイロットになった気分だった。

※ダンシャリアンに一眼レフは必要ない。そのため星空の写真もなし。そのような優等生的な写真は、グーグル画像検索にでも任せておけばよいのだ。

 

 

 

 

ガタガタと揺れる車内。

ここまで書くまでに、少なくとも2回以上、意識が飛びそうになった。

ひどく眠い。もしいまベッドに横になることができたら、きっと40秒で寝息をたて始める自信がある。これは、パズーの支度にかかった時間と同じぐらいに短い。

※”パズーの40秒”とは?⇒ジブリ映画「天空の城ラピュタ」で、海賊ドーラがパズーに命じた言葉「40秒で支度しな!」はあまりにも有名。ジブリ作品の中でも、ワクワクするセリフランキングでトップ3には入る。

 

 

ぼくはひとつ大きなあくびをして、再度iPhoneに目を落とす。

しばらくして、電子レンジとドライヤーとエアコンを同時に使ってブレーカーが落ちるのと同じように、ぼくの思考はプツリと切れた。

 

やはりぼくは眠ってしまったようだ。気がつくと車は停まっていた。

車を降りて歩いて宿に戻る。早朝8時の空気が鼻の奥にツンとした冷たい余韻を残す。

 

 

 

 

ウユニでやりたいことはほぼ完遂できた。たくさんの再会や出会いもあった。

ウユニでは塩湖ツアーぐらいしかやることがない。長居は無用だ。そろそろ次の町へ向かわなくてはいけない。

 

ぼくは徹夜ツアーで満身創痍(まんしんそうい・死ぬほど疲れた状態)の体を引きずるようにして、次の町へのチケットを買いに行くのだった。

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