君の知らない世界一周物語

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ハノイ観光。ハロン湾で海辺のカフカ

7月20日、日曜日。

今日はハノイ観光。

世界遺産「ハロン湾」のツアーに参加するぞ。

 

この旅で初めて、僕は朝食付きの宿に滞在している。朝食付きは、格安宿には珍しい。

 

7時半。朝食のために受付ロビーに顔を出す。

すると、宿のスタッフがネットでドラゴンボールのアニメを見ていた。画面を覗いてみると、トランクスが悟空に心臓病の薬を持ってきたところだった。

日本が世界に誇るジャパニメーション。

 

アニオタな僕はうれしくなって、「ONE PIECEという海賊アニメもおもしろいよ」と彼に伝えた。ドラゴンボールが好きなら、きっとONE PIECEも好きになってくれるだろう。

 

 

区切りのいいところでドラゴンボールを切り上げ、彼は朝食を用意してくれた。
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軽くトーストしたフランスパンとプレーンオムレツ。それと、東南アジア的な甘ったるいコーヒー。

シンプルな朝食だが、フランスパンが驚くほどうまい。外はサクサク、中はフワフワ。こんなにうまいフランスパンはこれまで食べたことがない。

 

格安宿の朝食と思ってたいして期待していなかったが、いい意味で裏切られた。今日はいい一日になりそうだ。

 

 

 

8時。バスが宿の前に停まった。

昨日のうちに申し込んでおいたハロン湾ツアーのバスだ。ツアー料金は4,500円ほど。

 

ハノイから車で3時間ほどの場所にある世界遺産。それがハロン湾である。

 

 

 

8時半。バスはいくつかの宿を回って乗客を拾い、ハロン湾へ向けて出発した。ほぼ満席。
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トイレ休憩を1回はさみ、12時を少し回ったところでハロン湾に到着。

ツアー添乗員に連れられ、フェリーに乗り込む。
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木造の、なかなか年季の入った船だ。

 

 

 

20人ほど乗り込んだところで、フェリーは出発。

船上でランチ。
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僕の記憶をたどってみても、船上で食事するのはおそらくこれが初めてだった。

潮風に吹かれ、ゆっくりと移り変わる景色を眺めながらの食事。これはいいアトラクションだ。

 

ところでこのランチ、6人〜7人で同じ皿の料理をつつくというスタイル。

僕のテーブルは、韓国人の4人家族・中国人2人連れ・僕という7人構成。僕は「チームアジアだな」と思った。

 

 

中国人の2人は、片方は明らかに女性だったが、もう片方の性別がよくわからなかった。

短髪だが、どこか女性のようにも見える。しかし胸の隆起はほとんどない。声も中性的だ。

ふと僕は、「ボーイッシュな女性か、ガーリィな男性か」という言葉を思いついた。だがよく考えてみると、「ボーイッシュ」も「ガーリィ」も、どちらも女性のための形容詞である。おそらく僕は本能的なところで、彼女(彼?)を女性と認識したのだろう。

 

それとほぼ同時に、村上春樹『海辺のカフカ』に出てくる大島さんというキャラクターを思い出した。体は女性、中身は男性、それでいて同性愛者。不思議なキャラクターだ。

 

 

 

そんなことを考えているうちに、フェリーはハロン湾内をどんどん進んでいく。
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奇妙な形をした島が浮かんでいる。いや、厳密には「島」とも「岩山」とも形容しがたい。しっくりこないのだ。

ハロン湾的な、ある種の造形品と言ったほうがすっきりする。

 

 

 

ハロン湾的造形品の中を進み、フェリーはカヤックポイントに到着した。ここでカヤックに乗ることができる。
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カヤックは二人乗り。辺りを見回すと、ちょうど一人で来ている男性がいたので、声をかける。フランス人男性・オートエン。

オートエンはカヤック経験者だったので、僕は大船に乗った気持ちで、小さなカヤックに乗り込んだ。

 

以下、カヤック中の写真3枚。
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カヤックは思ったよりも簡単で、転覆することなく無事戻ってこれた。よかった。

オートエンのおかげだ。

 

 

再びフェリーに乗り込み、少し湾内を移動。次は鍾乳洞に向かう。

ゴリラっぽい

ゴリラっぽい

 

 

 

鍾乳洞は広かった。
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再度フェリーに乗り込み、港へ戻る。時刻はすでに15時を回っていた。

 

港へ戻る途中、オートエンと会話を楽しんだ。以下、会話内容の一部。

僕「オートエン、フランスについて教えてよ。おすすめの食べ物とか、観光地とか」

オートエン「そうだね、有名なのはパリのエッフェル塔じゃない?食べ物は&$%#@とかがおすすめだよ」

僕「え?ピザのこと?」

オートエン「ハハハ、ピザはイタリアだよ。#$%&だよ」

(聞き取れない)

僕「え?バウムクーヘンのことかな?」

オートエン「ハハハ、バウムクーヘンはドイツだよ」

よく考えてみると、僕はフランスの料理についてほとんど何も知らなかった。

 

話題は変わって…

僕「フランスといえば、やっぱりジダンじゃない?ジダンは僕のヒーローなんだ」

オートエン「偉大なプレイヤーだね。1998年のW杯はすごかった」

僕「決勝のヘディング、すごかったよね。2006年も惜しかった」

オートエン「決勝のヘディング(頭突き退場)は有名だね」

僕らは笑い合った。

 

欧州人には、たいていサッカーの話題が通用する。趣味的共通言語。

どんなに多くの英単語を学んでも手に入れられない共通言語。世の中には、そういう種類の言語が存在するのだ。

 

 

 

フェリーが港に到着。オートエンとはここでお別れ。

 

帰りのバスに乗り込む。

体は思った以上に疲れていたらしく、バスが動き出すとすぐに眠りに落ちた。

 

 

 

20時30分頃。目が覚めると宿に到着していた。

 

宿の受付の男性は、またドラゴンボールを見ていた。ベジータと人造人間19号が戦っていた。

 

 

「ルアンパバーン行きのバスチケットが欲しいんだけど…」

僕が話しかけると、彼は動画の停止ボタンを押し、バス会社に電話して手続きを済ませてくれた。

ラオス・ルアンパバーン行きのスリーピングバス。出発は翌日17時。料金は約5,000円。初めてのスリーピングバスだし、楽しみだ。

 

 

 

腹が減っていたので、夕食がてら夜の散歩に出かけた。

ついでに、観光名所のひとつであるホアンキエム湖まで歩いてみることに。

 

 

夕食は牛肉焼きそば的なもの。路上に簡素なイスと机を置いただけの即席レストラン。BGMは街の喧噪とクラクション。悪くない。
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この葉っぱ、味付けなしだったけれど、すごくうまかった。うまいのに、なぜか周りの人は葉っぱをほとんど残していた。

 

 

以下、ホアンキエム湖周辺の写真5枚。

変な色の犬

変な色の犬

アボカドジュース

アボカドジュース

ナイトマーケット

ナイトマーケット

ホアンキエム湖

ホアンキエム湖

語り合う恋人たち

語り合う恋人たち

 

ホアンキエム湖には、多くのカップルがいた。水辺に腰かけ、肩を寄せ合う恋人たち。

僕は、「まるで京都の鴨川のようだな」と思った。

どこの国でも、恋人たちは水辺で肩を寄せ合うものなのだ。

 

 

満足した僕は、宿に戻って出発の準備をし、眠った。

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Comments & Trackbacks

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  1. こんにちは。はじめまして!
    ランキングからやって来ました(笑)
    ハロン湾行かれたんですねー!すごい写真いい感じです★
    僕も今ラオスにいるので、どこか出会ったらよろしくお願いします(๑´ڡ`๑)

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