君の知らない世界一周物語

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ラオス入国。狂気のバス旅行と、35ドルの戦慄

7月21日、月曜日。

今日はベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンへ向かう。

意気揚々と乗り込んだスリーピングバス。

そこには地獄のバス旅行が待っていた…

 

早朝。近所で朝食を済ませて宿に戻る。宿をチェックアウトせねば。
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宿の受付は、ドラゴンボールを見ていた男性ではなく、女性に変わっていた。彼はもうセルを倒すあたりまで見ただろうか。

 

受付の女性にバス時間を確認する。

ルアンパバーン行きのバスは17時の発車で、所要時間は18時間程度とのこと。

 

 

発車時刻まで時間があったので、荷物を宿に預け、今日はハノイ市街地を散歩することにした。

以下、ハノイ散歩中の写真。

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ホアンキエム湖北側の交差点を見下ろせるカフェ。交差点を器用に行き来するバイクや車を見るのが楽しかった。ぶつかりそうでぶつからない。
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路地裏で見つけたカフェで地ビール。店番のおばちゃんが退屈そうにしていたので、ネットでベトナム語のあいさつを調べ、簡単な会話を楽しんだ。
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そろそろ17時なので宿に戻る。ここでピックアップしてもらい、バスターミナルまで送ってもらう。そこからスリーピングバス(寝台バス)に乗り、国境を越えてルアンパバーンに向かうのだ。

ピックアップバスに乗り、18時30分頃バスターミナルに到着。
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いざ、スリーピングバスに乗り込む。
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車内は土足禁止。バス入口で靴を脱ぎ、脱いだ靴はビニール袋に入れて持ち込む。

さて、シートの座り心地(寝心地)はというと、とてもじゃないが快適とは言えない。足を思い切り伸ばせない。ときどき強い縦揺れの衝撃もある。これでは安眠からはほど遠いな、と予感した。

 

 

 

19時頃、バスはターミナルを出発。

所要時間は18時間と聞いているし、「明日の昼頃には着くかな」と楽観視していた。

 

 

 

20時30分。バスはトイレ休憩兼夕食のため停車。

たいして腹が減っていなかったので、ポテトチップスだけ食べた。
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驚いたことに、こんなに窮屈で激しく揺れるシートでも、僕は眠ることができた。

ハノイを歩き回り、体を疲れさせておいたのがよかったのかもしれない。

気がつくと、翌朝になっていたのだ。

 

 

 

こうして、7月22日はバス車内で目覚めるところから始まった。

 

7時頃、バスはベトナムとラオスの国境に到着。

ベトナム出国手続きをサクッと通過。少し歩いたところで、今度はラオス入国手続き。

 

 

ここで電流走る。

 

僕は同じバスの欧米人グループの少し後ろを歩いていた。入国審査窓口に近づく僕たちを見つけると、ラオス入国審査官が口をひらいた。

ビザ取得のため35USドルが必要だと言うのだ。

 

ドキッとした。なぜなら、僕は現金をほとんど持っていないからだ。ベトナム・ドンなら3ドルぶんぐらいは持っているが、USドルは持っていない。

 

「なんだよ〜」と言いながら、財布を取り出す欧米人グループ。欧米人グループは、そのまま別室へ連れていかれた。おそらくそこで、ビザ申請書を記入させられるのだろう。

 

取り残され、焦る僕。

「どうしよう。誰かにお金を借りるか?というか、貸してくれるだろうか?35ドル(約3,500円)って、見ず知らずの人に貸すには抵抗ある金額じゃないか?」

などと焦っていると、審査官が僕に近寄ってきて、「パスポートを見せろ」と言う。

 

パスポートと僕の顔を見比べる審査官。

沈黙。

35ドルぶんの戦慄。

 

パスポートを僕に返し、審査官は何も言わずイミグレーションカードをくれた。記入しろとジェスチャーする。

「あれ?ビザは?35ドルは?」と心の中で疑問に思いながら、僕はポーカーフェイスでイミグレーションカードを埋める。

 

 

カードの記入が終わり、パスポートと一緒に提出。

 

ドンッ!

ラオス入国スタンプを押す音がして、パスポートが戻ってきた。

「あれ?無料?」と心の声。

 

 

 

結局、ビザなしでラオスに入国できてしまった。

おそらく、これが日本のパスポートの威力なのだろう。

日本のパスポートは世界でも有数のゴールドパスなのだ。パスポートの信用力が高いとでも言うべきか。

ふつう、外国人が異国に入国しようとするときにはビザが必要である。しかし、日本のパスポートは諸外国パスポートに比べ、ビザなしで入国できる国が多いのだ。

 

 

こうして、僕はラオス入国を果たしたのだった。

「日本人でよかった…」と安堵。

それとほぼ同時に、「今度からは、国境を越えるときはUSドルも持っておこう」と思った。

 

 

 

国境を越えても、景色に変化はない。窓から見えるのは緑だけ。
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バスはぐねぐねの山道を進んでいく。ときどき激しい縦揺れ。

 

 

 

13時。昼食のためにバスが停まった。

昼食は屋台のサンドイッチ。
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ひさしぶりの食事。具がたっぷりでうまい。

ラオスのレッドブルも飲んでみる。味は日本のものと大差ない。
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そろそろ着くかなと思ってグーグルマップを見てみると、目的地まで160kmとの表示。

え?

めちゃくちゃ遅れているではないか。あと30kmぐらいの気持ちでいたので、僕は少し絶望した。

 

そして、人類は思い出した。(BGM:紅蓮の弓矢)

日本と違って、諸外国ではバスが数時間遅れることなど当たり前だということを。

 

「まあ、明るいうちに着けばいいか」

気楽に考え、僕はサンドウィッチを食べ続けた。

 

 

 

ルアンパバーンまであと少し。

ラスト30kmが特に長く感じた。ヘアピンカーブの連続で、スピードが出せない。道が細いため、対向車がくるたび極端にスピードが落ちる。
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わずか30km進むのに1時間半もかかる。

 

 

結局、バスがルアンパバーンに着いたのは20時30分だった。真っ暗。
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宿からのピックアップの時間も入れると、所要時間じつに27時間30分。狂気の沙汰だ。

移動時間の最長不倒。

 

 

 

ここでグーグルマップを確認。予約してある宿までは3km以上ある。その辺にいたトゥクトゥクに声をかけ、宿に向かった。

トゥクトゥクの料金は30キープ。(約450円)

 

21時、宿に到着。
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1泊8ドル。川沿いの静かな場所だ。ベッドも広くて居心地がいい。

 

宿に荷物を置き、夕食に出かける。ナイトマーケットも近かったので行ってみた。

以下、ナイトマーケットの写真5枚。
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マンゴーのクレープ

マンゴーのクレープ

ルアンパバーンのナイトマーケットは静かだ。というか、全体的に静かな街という印象を受けた。

次はどこに行こうかな。

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Comments & Trackbacks

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 更新無くて拉致られたかとワクワクしていたのにw

  2. 初めまして。
    ハノイからルアンパバーンに同じく陸路で行きたいのですが、ハノイの何というバスターミナルからルアンパバーン行きが出ているのか教えて頂けないでしょうか。

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